2018年総括と2019年方針の骨格

2019/07/03

専務理事 百瀬文也

1. 第56回総代会

2020年度に東京ふれあい医療生協は50周年を迎えます。組合員の皆様によって運営されてきた生協は節目を迎え、またあらたな一歩を踏み出すこととなります。小さな診療所一か所から始まり、いまや4つの診療所に4つの介護事業所をもつ法人となりました。組合員数は17,000名を超えるに至っており、また、その人数は毎年増え続けております。
2019年6月23日に総代会が開催されます。総代会は組合員の代表である総代が、医療生協の運営や今後について決定を行う場です。翌年に50周年を控えた今年、東京ふれあい医療生協の新たな50年を迎えるべく法人全体が一丸となるための準備を行う1年となります。そのために運営、活動の両面からしっかり新たな体制のための改革を進め、土台をつくり上げるため、法人全体で一つにまとまっていく、その起点となるのが総代会です。総代を通して様々なご意見をいただければと存じます。

2. 2018年度総括と2019年度方針骨格

「2018年度 黒字見込み」
2018年度における東京ふれあい医療生協の経営状況についてご報告いたします。
2018年度は当期利益が黒字となることが見込まれております。主たる要因として訪問系サービスの患者・利用者の増加による増収と、法人全体を通しての費用削減が挙げられます。費用につきましては、各種契約の見直しを始めており年間で合計約800万円の削減を図ることが出来ました。また、経費削減を目的として昨年夏よりカラーコピー印刷の削減や物品購入方法の見直しなどを始めており、これらについては2019年度も継続して行っていきます。一方で、外来延べ患者数の減少に加え、第4四半期におけるインフルエンザでの受診数減少もあり当初の見込みよりも収益の減少が見られます。また、介護系事業においては収益増を目指し常勤雇用を計画しましたが、人員強化にはいたらず、増収には繋がりませんでした。

「わくわく5ヶ年計画経過 人材育成の強化を実施」
わくわく5ヶ年計画の初年度である2018年度は法人として計画を着実に実行し、その第一歩を踏み出しております。特に人事については職種毎の連携強化を目的として、以前よりあった看護部門に加えて、介護部門、事務部門を設立し部門制を導入しました。各部門に部門長を配置することで法人全体における戦略立案機能、人事機能の強化を図っております。あわせて、12月には法人全体での人事異動を実施いたしました。これまでにない法人全体での異動であり部署間での連携強化、情報共有の強化、人材の適正配置に繋がったと考えております。今後はより活発に人事異動を行っていくことで、各事業所運営強化と人材教育を進めていきます。
2018年度末に常勤医師が2名退職となった一方、2019年度ではあらたに3名が入職いたしました。看護師、介護、事務すべての部署において、引き続き人員不足が続いており、人員確保を進めていきます。一方で医療生協として、組合員と共に活動を盛り立て、法人を支えることの出来る職員の育成が急務と考えております。教育委員会を中心として各部署において目標管理と評価をしっかりと行うとともに、教育制度、人事制度の充実を図ってまいります。

「2019年度業 務改革と経営黒字を目指します」
2019年度は法人全体でのシステム環境の見直しを進め、電子カルテの更新や人事経理システムの導入、組合員管理システムの見直しなども進めることで、サービスの向上、業務改善及び効率化を進めます。2018年度は赤字事業所、黒字事業所が明確に分かれることとなりました。今後持続可能な経営とするべく、病棟運営を含む各事業所運営について、一から見直しを図り、経営改善に努めております。また、各種契約の見直しを進めるとともに、物品購入方法の再検討を行い、徹底した費用削減を行います。これらをもって経営改革を進め、2019年度も事業運営を黒字といたします。

3. 組合員一丸となって50周年へ

総代会での要望を受け昨年度2月に臨時総代会を開催いたしました。病棟運営について現状報告させていただき、今後病棟運営委員会中心に経営改善を行っていくこととなりました。一方で総代会では当法人のこれまでの運営について、また総代会自体の運営について、様々なご意見をいただきました。組合員の皆様、地域の皆様のご意見、思いが集めきれていないことへのご不安の声をいただいたものと、理事会として重く受け止め、今後医療生協として皆様のご意見を大切に組合員が主役となる法人運営といたします。
2020年度に50周年を迎える東京ふれあい医療生協は新たな一歩を踏み出すべく〝わ〞をもって未来をつくります。昨年11月に開催された健康まつりにおいては例年を超える来場者数、出店数となりました。健康チェックはもちろん、各種店舗、出し物が今まで以上に盛り上がり、組合員、地域の皆様、職員がひとつの〝わ〞となる、まつりとなりました。これも組合員の皆様、地域の皆様の協同によってできたものと考えております。2019年度においても、健康まつりをはじめとした様々な行事や学習会を開き、一つの大きな〝わ〞となって心ひとつに笑顔になれる一年としてまいります。また、生協40周年の際に開かれました「ふれあい未来会議」のようにお一人お一人のご意見ご要望を集めることで、新たな未来へ踏みだす50周年といたします。