コラム 聴診器

2018/03/14

東京都心で四十八年ぶりに気温が氷点下四度まで下がった日の朝、自宅の水道管が凍って水が出なくなりました。台所や洗面所、お風呂など全ての水道から全く水が出ず、もちろんトイレの水も出ませんでした

▼私はマンションに住んでおり、前日のニュースで翌日は厳しい冷え込みが予想されている事は知っていました。「明日大丈夫かな?」という不安は、一瞬頭をよぎったのですが、「マンションは大丈夫だろう」という根拠のない理由で何の対策もしませんでした。そして見事に水道管は凍ってしまいました

▼ 管理会社に対処法を問い合わせると「水道管にタオルをのせその上からぬるま湯をかけてください」との指示。しかし、水道からは水が出ません。ぬるま湯の調達方法までは教えてくれませんでした。凍ったままの水道管を放置し出社、日中も気温が上がらず、不安なまま帰宅して水道の蛇口を開けると、水が・・・。 どうやら自然解凍したようで、幸い水道管の破損などもありませんでした

▼水道から普通に水が出る事にこれほど感激したことはありません。震災や自然災害などを教訓に日頃から備えなければという思いはあっても実行せずにいました。心のどこかで自分は大丈夫だろうと思っていたのかもしれません。いざという時の心構えは必要だと改めて実感しました。

(きみ)